再生可能エネルギーとしての「地中熱利用技術」や透水性保水型工法である「ATTAC工法」など、新しい技術の活用に対するアドバイスとサポートをさせていただきます。

【地中熱利用】
大地に蓄えられる地中熱は再生可能な自然エネルギーの一つで、年間を通じて安定した地中温度を示す特徴から、その活用は省エネ対策として大きな効果が期待出来ます。当社では、地下水利用も含めた地中熱の活用に対してサポートさせていただきます。
【ATTAC工法(透水型保水性工法 】
土を団粒構造に改良することで透水特性(保水性,透水性)を向上させることに着目した技術が、「全国トース技術研究組合」より考案された「ATTAC工法」によって各種現場で用いられています。当社は同組合に加盟し、ATTAC工法の品質管理検査ができる認定技術師やAGCS(グランド診断)のための認定診断士の取得を目指しています。

地中熱利用の概要


季節による地中温度の変化イメージ
(資料:岐阜市パンフレット「地中熱の利用について」)


安定した地中温度を利用するメリット
(資料:岐阜市パンフレット「地中熱の利用について」)

オープンループ方式の概要図
(資料:岐阜市パンフレット「地中熱の利用について」)


クローズドループ方式の概要図
(資料:岐阜市パンフレット「地中熱の利用について」)

地中熱利用の方式

  1. オープンループ方式
    揚水した地下水と地上で熱をやり取りした後に、還元用の井戸や浸透ますなどの設備を介して地下水を地中に戻したり、または排水路や河川などへ放流します。
  2. クローズドループ方式
    水や不凍液などの熱媒体を地中に挿入したパイプ内に循環させて、地中で地下水や地盤と熱のやり取りを行います。

ATTAC工法の概要

ATTAC工法とは、全国トース技術研究組合により考案された地盤改良技術で次の特徴があります。

  1. 地表面から層厚10cmを団粒か団粒構造に改良することで透水性と保水性の向上を図り、利用目的に応じて硬度や機能性能を変えることができます。
  2. 緑化基盤下地からブロック系まで多種多様の使用が可能で、人工芝の下地では世界基準をクリアしています。
  3. 改良する地盤の土をそのまま利用して施工を行うため現場で全ての工程が実施でき、層厚10cmと非常に浅い範囲であっても団粒化による効果が見込めるため、低コストかつ短い工期で施工が可能です。
  4. 施工後の維持管理に対しては団粒化構造が摩耗にのみ弱い特性を持っているため、団粒化構造が摩耗によって壊れた箇所に対し、団粒化剤を再投入することでピンポイントでの補修が可能で、改良地盤全体を再度施工する必要がないため、維持管理のコスト面でも非常に優れています。


単粒構造


団粒構造


透水性保水工法による効果